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座長 白土邦男 氏
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第6回日本心不全学会学術集会(2002年10月2−4日/東京)では「βブロッカー時代の急性心不全治療−PDEIII阻害薬の新たな役割」と題して,ランチョンセミナーが開催された。
近年,大規模臨床試験で心不全治療におけるβ遮断薬の有効性が確認されるにつれ,その使用頻度も増加している。このような現状を,座長の白土邦男氏(東北大学大学院医学系研究科循環器病態学教授)は,「カルベジロールの保険適応が認められ,まさにβ遮断薬の時代になった」と表現する一方で,「β遮断薬を使用すれば急性増悪が絶対にないというわけではない」ことも指摘している。循環器領域で心不全を専門とする医師らが,β遮断薬導入後の急性増悪や,β遮断薬の導入そのものが不可能な症例を経験することも少なくない。心不全患者への早期β遮断薬導入法,β遮断薬導入後の治療法については確立されていないのが現状である。
本セミナーでは,従来からβ遮断薬導入に取り組んできた安村良男氏(国立循環器病センター心臓血管内科医長)が,β遮断薬や強心薬の薬理作用と不全心筋の関係からみた治療薬の選択,また氏らの豊富な経験から,失敗例も含めて典型的な症例を提示する。
特に,β遮断薬の適応症例や導入に当たっての注意点,またPDEIII阻害薬の補助的投与の実際,さらにミルリノンの間欠投与や併用療法が具体的に示され,日常臨床の問題解決にも役立つ内容となっている。
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